Abroad vs. Overseas: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「abroad」と「overseas」はどちらも「海外の」という意味を持つ英語の単語ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。簡単に言うと、「abroad」はより広い範囲を指し、特定の国を意識せずに「外国へ」という意味合いが強いのに対し、「overseas」は特定の国や地域を意識した「海外の、外国の」という意味合いが強くなります。 「abroad」は旅行や滞在をイメージしやすく、「overseas」はビジネスや貿易など、より具体的な目的や場所を伴う場面で使われることが多いです。

例えば、

  • I want to travel abroad someday. (いつか海外旅行に行きたい。)
  • He works for an overseas company. (彼は海外企業で働いている。)

「I want to travel abroad someday.」では、具体的な国は指定されていません。「どこかの国へ旅行したい」という漠然とした希望を表しています。一方、「He works for an overseas company.」では、「海外」が特定の会社を指す形容詞として使われています。会社がどこにあるのか、という具体的なイメージが伴います。

もう一つ例を挙げましょう。

  • She lived abroad for five years. (彼女は5年間海外に住んでいた。)
  • We import goods from overseas. (私たちは海外から商品を輸入している。)

「She lived abroad for five years.」では、どこに住んでいたのかは具体的に言及されていません。ただ「海外」に住んでいたという事実が強調されています。「We import goods from overseas.」では、「海外」から輸入しているという事実と、その商品が特定の国や地域から来ているというニュアンスが含まれています。

このように、「abroad」と「overseas」は、文脈によって使い分けが必要です。 どちらの単語を使えば良いか迷った時は、具体的な場所や目的を意識しているかどうかを考えてみましょう。

Happy learning!

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