「absorb」と「soak」はどちらも「吸収する」という意味を持つ英語の単語ですが、そのニュアンスや使い分けに微妙な違いがあります。簡単に言うと、「absorb」は液体が物体の中へ染み込むイメージ、「soak」は液体が物体を完全に浸すイメージです。 「absorb」はより内側への吸収を強調し、「soak」は物体全体が液体に覆われることを強調します。
例えば、「The sponge absorbed the spilled milk.」は「スポンジがこぼれた牛乳を吸収した。」という意味です。牛乳はスポンジの内部に染み込みました。一方、「I soaked the beans overnight.」は「豆を一晩水に浸した。」という意味で、豆全体が水に覆われていた状態を表しています。
もう一つ例を挙げましょう。「The plant absorbed water from the soil.」は「植物は土から水を吸収した。」という意味で、植物の根が土壌中の水分を取り込んだ様子を表します。対して、「Soak the shirt in bleach for 30 minutes.」は「シャツを漂白剤に30分間浸けなさい。」という意味で、シャツ全体が漂白剤に浸かる様子を表しています。
このように、「absorb」は主に液体や気体などの物質が、固体や他の物質の中に徐々に浸透していく様子を表すのに対し、「soak」は物体を液体の中に完全に浸して、十分に湿らせることを表します。 どちらの単語を使うかは、どのような状況で、どの程度液体に浸かっているかを考えることが大切です。
「The towel absorbed the sweat.」 (タオルが汗を吸収した。)
「Let's soak the pasta in hot water.」 (パスタを熱湯に浸けよう。)
Happy learning!
見てわかる英語辞典は、12万点を超える写真やイラストで単語を生き生きと解説しました。単語の意味を深く理解し、記憶に残るから、英語の微妙なニュアンスまで自然と身につきます。母国語と英語の橋渡し役として、スムーズな学習をサポートします。