Defend vs. Protect: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「defend」と「protect」はどちらも「守る」という意味を持つ英語の単語ですが、そのニュアンスには重要な違いがあります。 「defend」は、攻撃や脅威に対して積極的に反撃したり、抵抗したりすることを含みます。一方、「protect」は、危険や害から守るという受動的な意味合いが強いです。 簡単に言うと、「defend」は攻撃に対して戦うこと、「protect」は攻撃を受けないように守ること、という違いです。

例えば、「I will defend my country.」は「私は自分の国を守る」という意味ですが、これは敵国からの攻撃に対して戦う、という強い意志が含まれています。日本語では「私は祖国を守る」や「私は自分の国を敵から守る」といった訳がしっくりきます。一方、「I will protect my family.」は「私は家族を守る」という意味で、これは家族が危険にさらされるのを防ぐ、という意味合いが強く、積極的に戦うというニュアンスは薄いです。日本語では「私は家族を守る」や「私は家族を危険から守る」といった訳になります。

もう一つの例を見てみましょう。「He defended himself against the accusations.」は「彼はその告発に対して反論した」という意味です。ここでは、攻撃(告発)に対して積極的に反論することで自分自身を守っています。「He protected himself from the rain.」は「彼は雨から身を守った」という意味で、雨という危険から身を守るために傘をさしたり、雨宿りをしたりといった受動的な行動をとっています。

さらに、「defend」は権利や意見を守るという意味でも使われます。「She defended her right to speak freely.」は「彼女は自由に発言する権利を守った」という意味で、自分の権利を守るために積極的に行動したことを示しています。

これらの例文を通して、「defend」がより積極的で、攻撃的なニュアンスを持つのに対し、「protect」はより受動的で、危険を避けるニュアンスを持つことが理解できるかと思います。 文脈によって使い分けることが重要です。

Happy learning!

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