Distant vs. Remote: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「distant」と「remote」はどちらも日本語に訳すと「遠い」という意味になりますが、そのニュアンスには微妙な違いがあります。簡単に言うと、「distant」は物理的な距離だけでなく、感情的な距離も表すのに対し、「remote」は主に物理的な距離、特にアクセスしにくい場所を表すことが多いです。 どちらの単語を使うべきか迷うことも多いので、詳しく見ていきましょう。

まず、「distant」は物理的な距離を表す場合、かなり離れていることを意味します。例えば、遠く離れた国や星などです。さらに重要なのは、感情的な距離を表すことができる点です。家族や友人との関係が冷え込んでいる場合、「We have a distant relationship.」 (私たちはぎくしゃくした関係です)のように使えます。

一方、「remote」は主に物理的な距離、特にアクセスしにくい場所を表すのに使われます。山奥の村や辺境の島などは「remote」な場所と言えるでしょう。例えば、「The village is remote and difficult to reach.」 (その村は辺鄙でアクセスしにくい)のように使われます。また、リモートワークのように、物理的に離れた場所から仕事をするという意味でも使われます。「I'm working remotely today.」 (今日はリモートワークをしています。)

具体的な例を見てみましょう。

  • Distant: "The distant mountains were shrouded in mist." (遠くの山々は霧に覆われていた。)
  • Distant: "She felt a distant connection to her estranged cousin." (彼女は疎遠になったいとことの繋がりが薄いと感じていた。)
  • Remote: "They live in a remote cabin in the woods." (彼らは森の中に離れた小屋に住んでいる。)
  • Remote: "The possibility of success seemed remote." (成功の可能性は低いように思われた。)

最後の例のように、「remote」は可能性などが低いという意味でも使われますが、これは物理的な距離から派生した比喩的な表現です。 このように、「distant」と「remote」は微妙なニュアンスの違いがありますが、文脈を理解することで使い分けができるようになります。

Happy learning!

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