「guilty」と「culpable」、どちらも日本語に訳すと「有罪の」「罪のある」という意味になり、一見同じように思えますよね?でも、実は微妙なニュアンスの違いがあるんです。この記事では、英語学習中の高校生向けに、この2つの単語の違いを分かりやすく解説します!
まず、大きな違いは「罪を犯したという事実」と「責任の有無」です。「guilty」は、犯罪や不正行為を実際に犯したという事実、つまり「有罪判決を受けた」状態を指します。一方、「culpable」は、犯罪や不正行為に「責任がある」という意味で、必ずしも自分が直接その行為を行ったとは限りません。例えば、上司が部下の不正行為を黙認していた場合、上司は「culpable」と言えるでしょうが、「guilty」とは言えないかもしれません。
具体例を見てみましょう。
例1: English: He was found guilty of theft. Japanese: 彼は窃盗罪で有罪判決を受けた。
この文では、「He」は実際に窃盗を行い、裁判で有罪判決を受けています。そのため、「guilty」が適切です。
例2: English: The manager was culpable for the company's failure. Japanese: そのマネージャーは会社の失敗に責任があった。
この文では、マネージャーが直接会社の失敗の原因を作ったとは限りません。しかし、その失敗に責任がある、つまり「culpable」なのです。「guilty」を使うと、マネージャーが会社の失敗という「犯罪」を犯したというニュアンスになり、不自然です。
例3: English: Although she wasn't directly involved, she felt guilty about the accident. Japanese: 彼女は直接関与していなかったが、その事故について罪悪感を覚えた。
この例では、彼女は事故に直接関与していませんが、罪悪感(guilty feeling)を感じていることを示しています。これは、法的責任(culpable)とはまた別の感情的な意味合いです。
このように、「guilty」は事実上の有罪、「culpable」は責任の有無という点で使い分けが必要です。文脈によって適切な単語を選ぶことが、より自然で正確な英語表現につながります。
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