「hear」と「listen」はどちらも「聞く」という意味を持つ英語の動詞ですが、実は微妙な違いがあります。 「hear」は受動的な「聞こえる」という意味で、意識的に聞こうとしていない場合にも使えます。一方「listen」は能動的な「聞く」という意味で、意識的に耳を傾けている状況で使われます。 この違いを理解することで、より自然で正確な英語表現ができるようになりますよ!
例えば、「I heard a bird singing.」は「鳥が歌っているのが聞こえた」という意味で、たまたま鳥のさえずりが聞こえてきた状況を表します。意識的に鳥のさえずりを聞こうとしていたわけではありません。日本語にすると「聞こえてきた」というニュアンスになりますね。
一方、「I listened to the teacher carefully.」は「先生の話に注意深く耳を傾けた」という意味で、意識的に先生の話を聞こうとしていたことを示しています。
もう一つ例を挙げましょう。「I heard a loud noise.」は「大きな音が聞こえた」という意味で、意識的にその音を聞こうとしていたわけではありません。
しかし「I listened to the loud noise and tried to find the source.」は「大きな音に耳を澄ませて、その原因を探ろうとした」という意味で、能動的に音を聞いて原因を探そうとしていたことを示しています。
このように、「hear」は受動的、「listen」は能動的という違いを覚えておきましょう。文脈によって使い分けることが重要です。
Happy learning!
見てわかる英語辞典は、12万点を超える写真やイラストで単語を生き生きと解説しました。単語の意味を深く理解し、記憶に残るから、英語の微妙なニュアンスまで自然と身につきます。母国語と英語の橋渡し役として、スムーズな学習をサポートします。