「include」と「comprise」はどちらも「含む」という意味を持つ英語の単語ですが、ニュアンスに違いがあります。簡単に言うと、「include」は全体の一部として何かが含まれていることを示し、「comprise」は全体が何から構成されているかを説明する際に使われます。
例えば、「The price includes tax.」は「価格は税込みです」という意味で、税金は価格の一部であることを示しています。一方、「The committee comprises five members.」は「委員会は5人のメンバーで構成されています」という意味で、5人のメンバーが委員会全体を形成していることを強調しています。
もう少し詳しく見ていきましょう。「include」は、全体の中に一部が含まれていることを示す際に使われます。これは、全体が何かを明示的に述べている場合も、述べていない場合もあります。
例: The list includes apples, bananas, and oranges.(リストにはリンゴ、バナナ、オレンジが含まれています。) This course includes grammar and vocabulary.(このコースには文法と語彙が含まれています。)
一方、「comprise」は、全体が何から構成されているかを説明する際に使われます。つまり、全体を構成する要素を列挙することで、全体を明確に定義しています。
例: Our company comprises three departments.(私たちの会社は3つの部署で構成されています。) The team comprises players from various countries.(チームは様々な国の選手で構成されています。)
「include」はより一般的で幅広く使われますが、「comprise」は全体と部分の関係をより明確に示したい場合に適しています。どちらの単語を使うべきか迷った時は、文脈をよく考えて、全体と部分の関係を正確に表現できる単語を選びましょう。
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