Memory vs. Recollection: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「memory」と「recollection」はどちらも日本語で「記憶」と訳されることが多いですが、実は微妙なニュアンスの違いがあります。簡単に言うと、「memory」は記憶という概念全般を指す広い言葉で、一方「recollection」は特定の出来事を思い出す、より具体的な行為を指します。 「memory」は持っている記憶の全体、または特定の記憶そのものを指すのに対し、「recollection」は記憶を取り出す、想起する動作に焦点が当たっているのです。

例えば、「I have a good memory.」は「私は記憶力が良い」という意味ですが、「I have a good recollection of that day.」は「その日のことはよく覚えている」となります。前者は記憶力そのものについて述べていますが、後者は特定の日の出来事を思い出していることを強調しています。「memory」は容量や能力といった側面を強調するのに対し、「recollection」は想起する過程や内容に重きを置いています。

もう一つ例を挙げましょう。「My childhood memories are precious.」は「私の子供時代の記憶は大切だ」という意味です。これは、子供時代の様々な記憶を包括的に示しています。「My recollection of the accident is hazy.」は「その事故の記憶は曖昧だ」となります。こちらは、特定の出来事である事故についての記憶を思い出そうとしている、その記憶の鮮明さについて述べています。

さらに、「memory」は具体的な出来事だけでなく、知識や技能なども含む広い意味で使われます。「I have a good memory for faces.」は「私は顔を覚えるのが得意だ」という意味で、人の顔という情報を記憶する能力を指します。一方、「recollection」はほぼ常に具体的な過去の出来事を指します。

以下にそれぞれの単語を使った例文をいくつか示します。

  • Memory:
    • English: I have many happy memories of my childhood.
    • Japanese: 子供時代にはたくさんの幸せな思い出があります。
  • Recollection:
    • English: My recollection of the meeting is that it was very productive.
    • Japanese: その会議の記憶では、非常に生産的なものだった。
  • Memory:
    • English: She has an excellent memory for names.
    • Japanese: 彼女は名前を覚えるのが非常に得意だ。
  • Recollection:
    • English: He struggled to recall his recollection of the event.
    • Japanese: 彼はその出来事の記憶を思い出そうとして苦労した。

Happy learning!

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