Mention vs. Refer: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「mention」と「refer」はどちらも日本語に訳すと「言及する」「参照する」という意味になり、似ているようで微妙に使い方が違います。簡単に言うと、「mention」は軽く何かについて触れるのに対し、「refer」はより具体的に何かを指し示したり、関連付けたりする際に使います。 「mention」は軽く話題に出すだけで、詳細な説明は不要です。「refer」は、何か他のものと結びつけて説明したり、特定のソースを指し示したりする場合に使われます。

例えば、「He mentioned the party」は「彼はパーティーのことを軽く話した」という意味になります。一方、「He referred to the party in his speech」は「彼はスピーチの中でパーティーのことを具体的に言及した」となります。前者は単にパーティーの話題が出たというだけで、後者はスピーチの中でパーティーが重要な役割を果たしていたことを示唆しています。

もう一つ例を挙げましょう。「She mentioned her new job」は「彼女は新しい仕事のことを軽く話した」で、「She referred to her new job in her resume」は「彼女は履歴書で新しい仕事のことを参照した」となります。 最初の文では、新しい仕事の話題が会話の中で少し出てきたという程度で、詳細な内容は不明です。2つ目の文では、履歴書という具体的な文書の中で、新しい仕事に関する情報が書かれていたことを示しています。

さらに、「refer」は辞書を引くという意味でも使われます。例えば、「I had to refer to the dictionary」は「辞書を引かなければならなかった」となります。この場合、「mention」は使えません。

では、練習問題です!次の文を日本語に訳してみましょう。

  1. He mentioned his trip to Hawaii. (彼はハワイ旅行のことを軽く話した。)
  2. She referred to the chart during her presentation. (彼女はプレゼンテーション中にそのチャートを参照した。)
  3. The article refers to several previous studies. (その記事はいくつかの以前の研究を参照している。)
  4. Don't forget to mention my name. (私の名前を言うのを忘れないで。)

Happy learning!

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