Pride vs. Dignity: 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「pride」と「dignity」はどちらも日本語に訳すと「誇り」となるため、英語学習者にとってややこしい単語です。しかし、そのニュアンスは大きく異なります。簡単に言うと、「pride」は自分の達成や能力、所有物などに対する満足感や自尊心、時には慢心などを含む感情を表すのに対し、「dignity」は個人の尊厳、品格、威厳といった、より客観的で社会的な評価に関係する概念です。「pride」が主観的な感情であるのに対し、「dignity」はより客観的な価値観と言えるでしょう。

例えば、「I take pride in my work.」は「私は自分の仕事に誇りを持っている。」と訳せます。これは、自分の仕事ぶりに対して満足し、達成感を感じていることを示しています。一方、「He maintained his dignity throughout the ordeal.」は「彼は苦境の中でも品位を保った。」となります。これは、困難な状況の中でも、彼の尊厳や品格が損なわれなかったことを意味し、感情的な満足感というよりは、客観的な評価を表しています。

もう一つ例を挙げましょう。「She felt a surge of pride when her daughter graduated.」は「娘が卒業した時、彼女は大きな誇りを感じた。」となります。これは、娘の卒業という成果に対する満足感、喜びを表しています。一方、「It's important to treat everyone with dignity.」は「全ての人を尊厳をもって扱うことが大切だ。」と訳せます。これは、個々人の尊厳を尊重すべきという、道徳的な主張を表しています。

「pride」には、時に「慢心」や「尊大さ」といったネガティブな意味合いが含まれることもあります。「He was filled with pride and refused to apologize.」は「彼は誇り高ぶっていて、謝ろうとしなかった。」と訳せ、この場合は「pride」がネガティブな感情を表しています。一方、「dignity」は基本的にポジティブな意味で使われます。

Happy learning!

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