「worry」と「concern」はどちらも日本語に訳すと「心配」になりますが、英語では微妙なニュアンスの違いがあります。簡単に言うと、「worry」は個人的で、ネガティブで、コントロールできない感情を表すのに対し、「concern」はより客観的で、状況や他者に対する懸念を表すことが多いです。 「worry」は自分が抱える不安や心配、「concern」は状況や他者に対する心配や懸念と捉えるのが分かりやすいでしょう。
例えば、「I worry about my exam.」は「私は試験が心配だ」と訳せます。これは個人的な不安、試験の結果に対する心配を表しています。一方、「I am concerned about the environment.」は「私は環境問題を懸念している」と訳せます。これは自分の感情というより、環境問題そのものに対する心配、懸念を表しています。
もう一つ例を挙げましょう。「She worries about her sick mother.」は「彼女は病気の母親を心配している」となります。これは彼女の個人的な感情、母親の健康状態に対する心配を表しています。「She is concerned about her sick mother’s medical bills.」は「彼女は病気の母親の医療費を心配している」となります。こちらは母親の病気そのものよりも、医療費という具体的な問題への懸念を表しています。
さらに、「worry」はしばしば継続的な、そしてやや過剰な心配を暗示します。 「He worries too much.」は「彼は過度に心配しすぎる」という意味です。「concern」は一時的なものでも、継続的なものでも構いません。
「I’m worried that it might rain tomorrow.」 (明日は雨が降るかもしれないと心配している)
「The teacher is concerned about Tom’s low grades.」 (先生はトムの低い成績を心配している)
このように、「worry」は主観的で感情的な心配、「concern」は客観的で状況に焦点が当たった心配を表すことが多いです。この違いを理解することで、より自然で正確な英語表現ができるようになります。
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