"Wound" vs. "Injury": 英語の微妙な違いをマスターしよう!

「wound」と「injury」はどちらも日本語で「怪我」と訳されるため、英語学習者にとってややこしい単語です。しかし、2つの単語には微妙なニュアンスの違いがあります。「wound」は、刃物や銃弾などによって皮膚や組織が切れたり、裂けたりする怪我を指し、出血を伴うことが多いです。一方、「injury」は、より広い意味を持ち、転倒や事故などによって引き起こされる、打撲、捻挫、骨折など、あらゆる種類の怪我を包含します。つまり、「wound」は「injury」の一種と言えるでしょう。

例えば、

  • He suffered a deep wound in his arm. (彼は腕に深い傷を負った。)
  • The accident caused multiple injuries to the passengers. (その事故で乗客は複数の怪我を負った。)

最初の例文では、「wound」が使われています。これは、刃物などで深く切られた傷を想像させます。一方、2つ目の例文では、「injury」が使われています。これは、事故によって引き起こされた様々な種類の怪我(打撲、骨折、擦り傷など)を網羅的に表しています。

さらに例文を見てみましょう。

  • She received a minor wound on her knee from a fall. (彼女は転んで膝に軽傷を負った。)
  • He sustained a serious injury during the soccer game. (彼はサッカーの試合中に重傷を負った。)

これらの例文からも分かるように、「wound」は比較的、切り傷や裂傷のような具体的な怪我を表すのに対し、「injury」は、怪我の程度や種類を問わず、より一般的な表現として使われます。 「wound」は出血を伴うケースが多いですが、必ずしもそうとは限りません。軽い擦り傷も「wound」と呼ぶことができます。

「wound」と「injury」を使い分けるには、怪我の種類と文脈を注意深く考える必要があります。 練習を通して、それぞれのニュアンスを理解していきましょう。

Happy learning!

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